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番外編~USHAの成り立ち(個人的な備忘録)その14 ~予定変更、サイババの元へ

2021-06-24 20:57:56

こんにちは、USHAです。

たまには律義に更新します(笑)。

さて、アンマのアシュラム3日目にして、サイババのアシュラムへ旅立つことになった私。

思い返したら、その当時、スマホはもちろん無く、携帯も海外では利用できず、おまけに地図すら持っていなかったのですよね(どーやって旅していたんだろ、自分)。

幸い?アンマのアシュラムの中に旅行代理店のようなものがあり、チケットの手配などはそこに相談したら可能でした。

「サイババのアシュラム行きたい」→「OK、じゃあ、こうやって行って」、みたいな。

サイババのアシュラム、どこにあるのかも分からずに出発。

「言われた通りの乗り換えをして目的地に向かう」、という、まさに3歳児の『初めてのお使い』みたいな移動でした(笑)。

まずは、長距離バス(夜行バス)。

隣の席の人は、若い女の人で、まあ一安心…とうつらうつらしていたら。

いきなり、その女の人に揺り起こされました(笑)。

何(・・?)

と思っていると、必死に私に英語で話しかけてくるのです。

どうやら、何らかの事情でこのバスは私の降りるバス停までは行かない、途中で降りなければいけない、と伝えてきているようでした。

「言われた通りに乗り換えする」とインプットされた私の脳は、一気に大混乱します。

だって、途中で降りたところで、何をどう行っていいのかすら分かっていないのですから(未だにサイババのアシュラムがどこにあるのかよく分かっていないのが現状です(;’∀’))。

どころが。

なんと、そのおねーさん、いきなり立ち上がると、私と私の荷物を強引に引っ張り降ろしたのです!!!Σ(゚Д゚)

そして、おねーさん、「私についてきなさい」、と。

断る余地もない勢いに引きずられるように、仕方なく後をついて行くことに…。

なんと、そこはおねーさんの家(多分寄宿舎的なところ)でした(◎_◎;)

新手の誘拐Σ(゚д゚lll)???

と戸惑っていると、

「シャワー浴びてきなさい」、と。

言われるがままに浴びてくると、なんと朝ごはんまで用意されておりました…(・_・;)

状況がつかめないまま、とりあえずごはんを頂いていると、その横で何やらおねーさんは電話したりメモに何か書いたりしており…。

なんと、私のために、次の乗り換え場所までのトゥクトゥクを手配してくれていたのです!

しかも、メモには自分の名前と、旅行中困ったらいつでも連絡してきていいから、と自分の名前と電話番号まで!!!

更に、トゥクトゥクの乗り場までバイクで連れて行ってくれた上、値段交渉、どこで降ろすかまでをしっかりドライバーさんに伝えてくれて見送ってくれました…もはや神…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

いや、最初に疑いまくってホントにごめんなさい…。

まさかそんなに親切にしてもらえるなんて…( ;∀;)

無理やりバスから降ろしたのは、私が状況を呑み込めてなくて、そのまま乗って行ってしまいそうだったから、だそうです…いや、まさにその通りだったのですが(語学力は当時は中2レベル)。

結局お礼も言えずじまいでしたが、あの時のおねーさん、ホントにありがとうございました。

今でも、そのメモ書きはしっかり保管しています。

それにしても、そんなに親切なおねーさんを横の席に配置して下さったのは、アンマ&サイババのご加護だったなあ、と思います。

命懸けで真剣に自分を見つめようとして出た旅は、本当にびっくりするくらい聖者様、天使たち、各宗派の神様方に守られてきました。

ありがたい限りですね。

その後もご加護は続きます(笑)。

次の乗り換えバスも、ターミナルについたもののどれに乗ったらよいかさっぱり分からず。

その辺の人に聞いてみるも、なんと「全員違う答えを言う」という衝撃の結果に( ̄д ̄)!!

違う答えに騙され続けて、あちこちバスターミナルを歩き回り…いい加減疲れたとき、1人の少年に会いました。

ちょっと幼いけど、分かるかなあ?

と、おそるおそる聞いてみたところ、どうやら英語自体が通じない…(;・∀・)

ところが。

「サイババ」という単語は分かったのでしょう。

ゼスチャーで私をチケット売り場まで連れていき、無言で「これを買え」と。

で、やはりゼスチャーでバス停まで誘導。

その子も同じバスに乗るようで、一緒に乗り込みました。

長距離バスでは、トイレ休憩、食事休憩などで時々停車時間があります。

この時も、食事休憩でバスが止まりました。

しかし、いつ出発するかもわからない(結構アバウトです)ので、車内でお菓子でも食べて待っていようかな…と思っていると。

なんと、あの男の子がまた手招きしてくるのです。

で、おそるおそるついていくと、

絶対観光客は入らないであろう、超ローカルな食堂(;・∀・)

当然メニュー表示は現地語のみ。

ガイジン珍しいのか、なんだかじろじろ見られたり。

そんな中、彼は黙って私の分もオーダーしてくれました。

多分、定食みたいなやつ。

インドのおしゃれな高級レストランより、よっぽどおいしいごはんでした(*´▽`*)

というか、彼の優しさにとっても心があたたまりました。

降りるとき(サイババのアシュラム前)も、ちゃんと「ここで降りるんだよ」と教えてくれて。

なんか、みんな優しい~(*^▽^*)💕

って思っていたら!

目の前にはトゥクトゥクのにーちゃんが。

「100ルピーでアシュラムまで連れて行ってあげるよ」と言われ、なんも気にせず乗り込むと…

歩いていけるやん!!!

っていう位、激近距離でした。

強いて言うなら、学校の校門から校舎の玄関までタクシー利用した、みたいな感じです( ;∀;)

…気を引き締めなおさねば…(´;ω;`)

立て続けにインド人の優しさに触れ続けて気が緩んでいたのをちょっと活を入れられたような、そんな気分でした(笑)。

 そうでした、ここはサバイバル精神全開で生きていかねばならない国。

気合を入れ直し、アシュラムの建物に入っていったのでした。

つづく。